尹錫悦大統領の風刺画、韓国で物議…“不適切vs自由”(画像提供:wowkorea)
尹錫悦大統領の風刺画、韓国で物議…“不適切vs自由”(画像提供:wowkorea)
5・18民主化運動(光州事件)42周年を記念する街頭展示にユン・ソギョル(尹錫悦)大統領と共に歴代の政権を風刺する絵が展示された。

 特に尹大統領の手のひらと額に「王」の文字を刻んで上着を描かないなど、多少露骨な描写で抗議が起きたりもした。

 民族美術人協会クァンジュ(光州)市支会主管で、光州東区5・18民主広場で街頭展示が去る7日から来る30日まで開催される予定だ。

 光州市はこの該当展示展に「5・18瀋陽事業民間経常事業補助費」名目で市費2160万ウォン(約215万円)を渡したものと伝えられた。

 この場所に展示された作品「multistep」では尹大統領を連想させる男性がボトムスだけを着たまま股を開いた姿勢で座っている。

 同時にかけられたたすきには「政治報復」と書かれており、手のひらと額には「王」の文字が刻まれている。

 尹大統領の他にもハン・ドンフン法務部(法務省に相当)長官候補、イ・マンヒ新天地教祖などの宗教家、パク・ジョンヒ(朴正煕)、チョン・ドゥファン(全斗煥)軍部独裁と財閥、チョ・グク元法務部長官など野党関係者らを形象化した絵も展示されている。

 作家は「資本主義階級図」をモチーフに5つの層で描写した。 最上位層は王政(we rule you)、2番目の層は宗教(we poor you)、3番目の層は軍人(we shoot you)、4番目の層は中間層階級(we eat for you)、最後の層は(we work for all)だとし、意図を説明した。

 しかし、市民らの間で反応が交錯した。表現の自由を認めて「理解しやすく風刺がうまくいった」という評価がある反面、現職大統領を過度に戯画化することは論難の素地があるということだった。

 政界や宗教側から抗議が入ってきたが、展示会主催側は「作家が本人の考えどおり、この社会を5・18の見解で再解釈して絵で描いたことを私たちはその表現を非常に尊重しなければならないと思う」と述べたとチャンネルAは報道した。

 しかし、批判が相次ぐと光州市は後援から市の名称表記を削除したと知られた。

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