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疾病管理本部は、韓国国内で報告されている新亜種について、XL型やXM型など、オミクロン新亜種の影響は大きくないと見ているが、BA.2.12.1亜種は、米国などで急速に拡大しており、状況を注視している。
10日、中央防疫対策本部のイ・サンウォン疫学調査分析団長は定例会見で、「現在、最も懸念されているのはBA.2.12.1亜種で、現在までに米国など他国で急速に広がっている状況である。ただし、重症化については特に変わりがない状況であるため、死亡率が高くなるリスク要因までは判断してはいない」と述べた。
韓国国内で確認されたBA.2.12.1新亜種の感染者は6人、濃厚接触者は14人となっている。
中央防疫対策本部のパク・ヨンジュン疫学調査チーム長は「BA.2.12.1亜種の感染者6人と同居人、同僚など、濃厚接触者は14人となっている。このうち新たな感染者は確認されていない状況だが、感染が出たら変異分析を再び依頼し、新たな伝播の可否を確認する予定である」と述べた。
疾病管理本部は、最初にオミクロン株が発生した南アフリカ共和国で流行しているBA.4、BA.5亜種にも懸念を示した。
イ・サンウォン団長は「韓国国内では検出されたことはないが、南アフリカで流行しているBA.4、BA.5も警戒対象である。まだ流行地域が世界でも限定された区域だけであるため、リスクは低いと判断している」と述べた。
世界保健機関(WHO)によると、今年17週目(4月25日~5月1日)、全世界の新型コロナウイルスの新規感染者は、389万3033人で、前週に比べ17%減り、6週連続で減少傾向となっている。死者も1万5695人で、前週に比べ3%減少している。
しかし、オミクロン株と亜種が感染拡大している米国と南アフリカ共和国では、再び感染者が増加している。
米国では同期間、感染者が37万2167人で前週に比べ27%増加、BA.2.12.1亜種の検出率も先月2日の6.9%から30日には36.5%に急増している。南アフリカもBA.4、BA.5亜種の感染拡大で感染者が3万2236人、前週に比べ67.1%増加している。BA.4とBA.5新亜種の割合は、3月の16%から先月29日に58%となり、主流化している状態だ。
防疫対策本部は「3回目のワクチン接種を終えれば、感染しても未接種者に比べて重症化するリスクは95・5%減少する。3回目のワクチン接種は、依然として有効な感染症対策であり、高齢者層、基礎疾のある人は特に重要である。亜種の韓国国内流入の早期遮断のため、米国(BA.2.12.1)、南アフリカ共和国(BA.4、BA.5)など、新亜種発生国の訪問者にSMS領事サービスによる感染症対策ガイドラインの案内を行っている。入国前のPCR検査により、亜種の流入を防ぎ、入国後の検査で亜種の流入時に早期発見、対応する計画である」と補足した。
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