韓国の新型コロナ新規感染者「21万755人」…6～7月には野外でマスク外せるか

韓国の新型コロナウイルス新規感染者は12日午前0時基準で21万755人だった。20万人以上の感染者は8日（20万5333人）以来4日ぶりだ。週末効果が終わったことで前日（9万928人）より大きく増加したと分析される。それにもかかわらず、きょうの感染者は先週火曜日の5日（26万6135人）と比べ5万5380人減り、緩やかな減少を続けている。死亡者は171人で27日ぶりに100人台に減少した。

中央防疫対策本部によると、きょう午前0時基準の新型コロナウイルス新規感染者は21万755人と集計された。国内発生の感染者は21万722人、海外流入の感染者は33人、累積感染者は1563万5274人だ。

入院中の重症者は1005人を記録した。死亡者は171人、累積死亡者は1万9850人（致命率0.13%）だ。

全国の重症者専門病床の稼働率は58.1%（1640床使用中）を記録した。首都圏の重症者専門病床の稼働率は54.9%（1090床使用中）と集計された。在宅治療者は103万2396人、このうち集中管理群は9万3057人だ。

保健福祉部のソン・ヨンレ中央事故収拾本部社会戦略班長はきょうTBSラジオに出演し、来週から人員や営業時間の制限がなくなる可能性はあるかとの質問に、「そうした方案までも共に検討している」と答えた。

政府が今週発表する「社会的距離の確保」が最後の防疫措置調整になる可能性があるかとの質問には、「最後になるのかはもう少し検討してみなければならないようだ」とし、「ただ、今後は全面的に調整すると発表した」と答えた。

6～7月になれば室外でのマスク着用義務が解除され医療体系が転換されるなど、日常に戻ることができるかとの質問にソン班長は、「そうだ」と答えた。

そして、「今回はマスクも含めて検討する予定だが、優先順位は生業施設に制約を加えたり国民の自由権を大きく侵害する各種規制にある」とし、「営業時間、私的集まり、大規模イベントなどを制限する規制をどこまで緩和するかが大きな焦点となるだろう」と明らかにした。

ソン班長は、現在の韓国はワクチン免疫とオミクロン株感染による自然免疫により相当な水準の集団免疫に到達したと判断するとし、「今回の流行が安定化すれば、再び大きな流行に拡大する危険性はかなり低くなったと考える」と話した。

また、感染者数も3～4週間前のピーク時の半分程度に減少し、死亡者と重症者数もピークを過ぎ減少傾向にあると説明した。