EU高官が「ロシア・ウクライナを調停できるのは中国だけ」と発言…中国側は直接関与の姿勢示さず(画像提供:wowkorea)
EU高官が「ロシア・ウクライナを調停できるのは中国だけ」と発言…中国側は直接関与の姿勢示さず(画像提供:wowkorea)
欧州連合(EU)外務・安全保障政策上級代表のジョセップ・ボレル氏が「中国政府だけがロシア・ウクライナ戦争を調停することができる」と発言したことに関連し、中国のEU代表部報道官が公式見解を発表した。

 中国の政府系メディア「環球時報」によると、報道官は「我々はウクライナ情勢を注視しており、戦争の早期終結、情勢の緩和、一般市民の生命・財産の安全が保障されること、大きな人道危機が発生しないことを願っている」と述べた。

 報道官は続けて「ウクライナ情勢のこのような深刻化は、我々が望んでいたことではない。ウクライナ問題は非常に複雑である。中国政府は常に事態の正当性を見極めながら自身の立場・政策を決定してきた。我々は、ウクライナ危機の解決のためには、国連憲章の主旨・原則に従い、各国の主権と領土を保障し、対話を通じて平和的な方法で臨まなければならないと考えている」と話した。

 さらに「情勢緩和と政治的解決への貢献を、中国政府はすべて支持する。外交的解決を疎外し、情勢を悪化させる行動に対しては、中国政府はすべて反対する。我々はロシア・ウクライナの直接対話を促すとともに、米国・NATO・EU・ロシアが対等な対話を行い、長年にわたって蓄積してきた矛盾・問題に正面から向き合い、安全保障の不可分性という原則に従い、均衡のとれた効果的で持続可能な欧州安全体系を構築することを求めていく」と強調した。
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