北朝鮮メディアは「韓国の尹錫悦 次期大統領選候補による ”サード追加配備”公約が、韓国内で非難されている」と報道した(画像提供:wowkorea)
北朝鮮メディアは「韓国の尹錫悦 次期大統領選候補による ”サード追加配備”公約が、韓国内で非難されている」と報道した(画像提供:wowkorea)
北朝鮮の対外宣伝メディア“メアリ(こだま)”はきょう(14日)、韓国野党第一党“国民の力”のユン・ソギョル(尹錫悦)次期大統領選候補の「サード(THAAD:終末高高度防衛ミサイル)追加配備」公約に対して「韓国内で非難の声が高まっている」と報道した。

このメディアは「南朝鮮(韓国)でユン候補の “サード追加配備”公約への批判の声が高まる」というタイトルの記事で、韓国メディアの報道内容を引用し「最近、南朝鮮の政界でユン候補が掲げた “サード追加配備”の公約が政治的物議を醸し、これに反対する雰囲気が高まっている」と伝えた。

また「南朝鮮の情勢専門家たちは『国民の力の “サード追加配備”の主張が極右保守層を結束させる可能性があっても、朝鮮半島の平和と経済協力を望む中道層はこれに背を向けるため、逆効果を招くだろう』とみている」と伝えた。

このような報道は、「サード追加配備」に対する北朝鮮の警戒の表れだとみられる。

ユン候補は先月30日、北朝鮮が中距離弾道ミサイル(IRBM)火星-12型を発射したことで「サードの追加配備」について言及した。

ユン候補が掲げた「サードの追加配備」は、これまでの在韓米軍によるサード搬入・運用ではなく、韓国自体が購入するという構想である。

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