韓国の大型スーパーで配られた「防疫パス」施行の案内(画像提供:wowkorea)
韓国の大型スーパーで配られた「防疫パス」施行の案内(画像提供:wowkorea)
韓国では土曜日のきょう(15日)、防疫パス(新型コロナウイルス感染症ワクチン証明・陰性確認制)など政府の防疫政策に反対する集会がソウルの複数の場所で開かれた。

前日には裁判所が防疫パスの執行停止(効力停止)の申請を一部認めたことから、このような集会は今後幾度も開かれるものと予想される。

新型コロナワクチン被害者家族協議会はこの日、ソウルのチョンゲ(清渓)広場の前で合同焼香所を設置し、喪主が遺影を飾り献花する追悼行事を開いた。つづいてワクチン接種により被害を受けたと主張する人たちの事例を紹介し、追悼曲斉唱と追悼詩の朗読、徒歩による街頭行進などを行なった。

高校3年生の息子を失った母親、40代の夫を失った妻、39歳の兄を失った兄弟など多様な証言者たちが出てきて被害を訴えた。彼らは「我々の死は、大韓民国政府の人災である」として、ワクチンとの因果関係認定に対する韓国政府の対策を要求した。また、韓国政府が消極的な姿勢を正し、ワクチン接種被害の要因を多角的に究明することも求めた。

この団体以外にも、学生保護者人権保護連帯など3つの団体は、通りを行進しながらワクチン接種の強制に反対し、全国学生保護者団体連合も小児・青少年の防疫パス適用の完全撤回を主張して集会を開いた。

また、新型コロナパンデミック調査委員会とワクチン人権行動ソウル本部は、それぞれ地下鉄駅周辺で防疫パスに反対する集会を開いた。その他、キョンギド(京畿道)医師協会・新型コロナ真相究明市民連帯なども都心で集会と行進を行なった。

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