韓国ユーチューバー、大型スーパー防疫パス効力停止申請は棄却(画像提供:wowkorea)
韓国ユーチューバー、大型スーパー防疫パス効力停止申請は棄却(画像提供:wowkorea)
韓国のユーチューバー(YouTuber)が提起した、大型施設防疫パス効力停止訴訟が、裁判所で棄却された。インターネット環境に慣れているユーチューバーには、大型スーパーの防疫パスが、特に制約にならないという判断だ。

韓国ソウル行政裁判所行政13部(裁判長、チャン・ナクウォン)は14日、「3000平方メートル以上の大規模店舗に対する防疫パスの効力を停止してほしい」というユーチューバーであるファン氏の申請を棄却した。

一般国民には、生活に支障をきたす障害などが発生する懸念があるが、代替案が十分であることが裁判所の判断だ。特にファン氏については、障害発生の懸念が大きくないのに対し、中断時の公共の福祉の影響は、相対的に大きいという説明だ。

裁判部は「大規模店舗に対する防疫パスは、日常生活に必要な物品購入にも、支障を招くことがあるいう点を考慮すれば、一般国民に障害が発生する懸念は認められる」と判断した。

それでも「防疫パスが大規模店舗入場自体を禁止するのではなく、紙での証明書の提示など、代替手段を設けている」とし「小型店舗や伝統市場は適用されないため、生活必需品購入が全面的に遮断されるものではない」と指摘した。

特にファン氏に対しては「オンライン環境に慣れていると思われるため、必ず大規模店舗に直接出入りしなくてもインターネット上で物品購入が十分に可能だ」とし、「防疫パスの効力を緊急に停止する必要があるとは言い難い」と結論した。

裁判所は「ファン氏に、厳しい障害が直ちに発生する恐れが大きくないのに対し、防疫パスを停止したとき、公共の福祉に重大な影響を及ぼす懸念は、排除しにくい」とし、「防疫パスを維持することにより、公共の福祉を擁護する必要がある」と判断した。

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