南西部・光州市の保健環境研究院で、研究員がウイルスの変異を分析している=(聯合ニュース)
南西部・光州市の保健環境研究院で、研究員がウイルスの変異を分析している=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は13日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染者が24人増え、計114人になったと発表した。

 新たに感染が確認された24人のうち、海外からの入国者は3人、国内で感染が確認されたのは21人だった。

 海外からの入国者のうち2人は南アフリカ、1人はマラウイから入国した。

 これまでの感染者114人のうち、海外からの入国者は26人、国内で感染が確認されたのは88人。

 イランから入国し、全羅北道に住むアフガニスタン国籍の留学生が10日にオミクロン株に感染していることが確認され、これに関連して少なくとも38人の感染者が発生した。

 この留学生の家族3人もオミクロン株の感染が判明し、ここから全羅北道完州郡の保育園でも1人が感染。この感染がさらに、全羅北道、全羅南道、ソウルに住む家族のソウルでの集まりを通じて全羅南道咸平郡の別の保育園にも広がった。

 このほかオミクロン株の感染が疑われる事例も増えており、感染者はさらに増える可能性が高い。

 また、最初にオミクロン株の感染が拡大した南アフリカ地域のほかにコンゴ(旧ザイール)、英国、ロシアなどからの入国者の感染も相次いでおり、入国制限をさらに拡大すべきだとの指摘も出ている。

 政府は現在、南アフリカ、ナミビア、モザンビークなどアフリカの11カ国に対してのみ入国制限措置を行っている。


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