民主労総、午後2時にソウル市東大門で集会…組合員たちが続々と集結=韓国(画像提供:wowkorea)
民主労総、午後2時にソウル市東大門で集会…組合員たちが続々と集結=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国の全国民主労働組合総連盟(民主労総)が13日、約2万人が参加する全国労働者大会の場所を地下鉄トンデムン(東大門)駅近くに決めて集結している。民主労総が集会を強行することにしたため、‘厳正対応’を予告した警察との衝突も避けられない見通しだ。

民主労総はこの日の午後1時ごろ「チョン・テイル(全泰壹)烈士の精神継承全国労働者大会が政府とソウル市の大会不許可方針により、予定されていた大会の場所を東大門周辺に移動して行う」と告知した。

民主労総は集結場所をヨイド(汝矣島)から東大門に変更したことについて「政府とソウル市の考えの変化がないことを確認し、2万人あまりの参加者たちの安全を考え、距離を確保すると同時に、全泰壹烈士の息吹が感じられるピョンファ(平和)市場近くの東大門駅付近に決めた」と明らかにした。

これを受け、ソウル都心や汝矣島の各所にいた傘下労組も移動している。実際、ヨンドゥンポ(永登浦)区汝矣島にいたプラント労組組合員300人あまりも現在、地下鉄に乗り東大門駅に移動しているという。

民主労総の組合員たちが移動し、市民たちは不安の様子を隠せなかった。東大門駅近くのソウル市チュン(中)区の東大門デザインプラザ(DDP)のほうで農楽を引き受けた組合員たちが音を出しながら登場すると、一部の市民は驚いた表情だった。チェ某さん(57、女)は「週末なので、散歩がてら東大門の城郭に向かう途中なのに、突然どうなったのか分からなくなった。恐ろしい」と話した。

あるオートバイ運転手は集まった組合員たちにより道路利用が難しくなり、路地や歩道に向かおうとしたところ、東大門駅付近の横断歩道で、組合員たちとしばらく口論を起こしていた。

この日の大会は、不平等両極化解消と平等社会への大転換をテーマに、民主労総と5つの進歩政党の大統領選挙共同宣言を発表する方式で進められる。

民主労総は「労働組合法の全面改正で複数労組・産業別交渉・元請使用者との交渉ができる権利を拡大し、5人未満事業場・週15時間未満の超短時間労働者・特殊雇用・プラットフォーム労働者・フリーランスまで働く人なら誰でも労働基準法を全面適用するべきだ」と主張する予定だ。また、公共部門の非正規職の撤廃や派遣法の全面廃止も促す計画にしている。

なお、民主労総が警察の遮断線外郭の東大門を集結地にすると、警察もクァンファムン(光化門)のセジョン(世宗)大路を中心に配置していた警官の一部を東大門に移動させた。警察はデモ隊の追加移動に備え、キョンボックン(景福宮)駅や光化門駅など、7つの地下鉄駅の車両無停車・通過措置をしばらく維持する方針にしている。


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