きょう(5日)韓国教育部(文部科学省の旧文部省部門に相当)によると、10月28日から11月3日までの1週間、新型コロナの陽性判定を受けた幼稚園および小・中・高校の学生は計2447人である。一日平均としては349.6人となる。これは、昨年韓国内で新型コロナが発生して以降の最高値(週間一日平均値)である。これまでの学生の累計感染者数は2万9721人と集計され、3万人に近づいている。
さらには、児童・青少年の感染の割合は増加する流れをみせている。防疫当局によると、0~19歳の感染者の割合は9月の第5週は16.5%であったが、10月の第4週には24.5%まで増えている。
このように学生の感染者数は増え続けているが、学生の新型コロナワクチンの接種率は依然として低い状態となっている。今月2日基準で、第4四半期(10~12月)において接種対象である12~17歳276万8836人のうち、0.6%である1万6612人だけが接種を完了した。
教育部は本来2学期からの全面登校を推進していたが、新型コロナの感染者数が増加し首都圏に防疫措置レベル4が施行されたことを受け、3分の2の登校に方向転換した。当時(8月12~18日)の週間一日平均値は162.4人で、現在の半分の数値である。
このような現在の状況について教育部は「学生の感染者の推移を見守っている」とし「状況を注視している」と伝えた。教育部は「現在としては全面登校に対する特別なガイドラインはなく、今後の状況に合わせて対応していく」という立場である。
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