新外務大臣に岸田首相の最側近が有力…首相の座を狙う野心家=韓国報道(画像提供:wowkorea)
新外務大臣に岸田首相の最側近が有力…首相の座を狙う野心家=韓国報道(画像提供:wowkorea)
岸田文雄政権の外務大臣の後任として、林芳正元文部科学相が有力だという見通しが出た。

 日本経済新聞(日経)や産経新聞などは2日、日本の新外務大臣に林元文部科学大臣を起用する案が浮上していると報道した。前任の茂木敏充外務大臣が甘利明幹事長の後任に決まったためだ。甘利幹事長は先月31日に投開票が行われた衆議院総選挙で地方区で新人政治家と競い合って落選した後、幹事長辞任の意思を表明をした。岸田首相は茂木大臣に自民党幹事長を務めることを要請し、茂木大臣はこれを受け入れた。

 林元大臣は岸田首相の最側近とも言える人物だ。岸田首相が率いてきた自民党内のハト派派閥である「宏池会」所属で、日中韓など東アジア外交を重視する宏池会の伝統に忠実な人物だ。

 林元大臣は日韓関係にも深い関心を持っていることで知られている。林元大臣は2019年8月、大韓民国憲政会と日本の政治家らが東京の衆議院第1会館国際会議室で『近隣国と共存共栄する日韓両国』をテーマに開催したセミナーに出席した。

 当時、同セミナーは韓国最高裁が日本企業が元徴用工に賠償すべきだという判決を下した後、急激に冷え込んだ日韓関係の突破口を模索するために開かれた。日本側の政治家たちは韓国最高裁の判決を韓国政府が主導して解決すべきだという立場だった。

 林元大臣は首相を目指している野心家だ。議院内閣制の日本で首相になるためには衆議院の資格を必ず備える必要があるが、林元大臣は26年間務めてきた参議院議員を辞職し、先月31日の衆議院相選挙に地方区で出馬して当選した。

 東京出身で東京大学法学部を卒業した林元大臣は日本を代表する総合商社である三井物産の社員を経て、1995年の参議院選挙に当選し、政界入りした。林元大臣の父親は中曽根内閣で厚生労働大臣を務めた当選11回の林義郎氏だ。

 2008年に福田内閣で防衛大臣、2009年に麻生内閣で経済再生政策大臣、2012年2月に始まった第2次安倍内閣で農林水産大臣と文部科学大臣を務めた。

 岸田首相は今月10日に開かれる特別国会で第101代首相に指名された後、第2次岸田内閣を発足させる予定だ。

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