与党・自民党の麻生太郎副総裁が、気候変動に関する妄言で非難を浴びている。元首相でもある麻生副総裁は、社会の懸案に対して不適切な発言をし、何度も問題になった前歴がある。

  麻生副総裁は総選挙を控えた25日に北海道小樽市で有権者を相手に街頭演説を行い、「北海道のお米は温暖化でおいしくなった」と述べたと共同通信が26日に報道した。

 麻生副総裁は北海道のお米について「以前はあ売れない米だった」とし、今は“気温が高くなったおかげ”で味がさらによくなったことで輸出もされていると述べた。麻生副総裁は「地球温暖化って悪い話しか書いてありませんが、いいこともある」とし、このように発言してひんしゅくを買っている。

 最近、気候変化が世界的に人類の生存と直結した重要な懸案として浮上している中、麻生副総裁の反応は現地でも非難を浴びている。世界の主要国家は炭素排出削減目標をさらに高く設定するなど、対応を急いでいる。

 日本共産党の山添拓参議院議員は自身のツイッターに「気候危機に対する認識がどれほど緩いかを示す発言」だと指摘した。

 松野博一官房長官はこの日に開かれた記者会見で、麻生副総裁の発言に対する質問に「論評を慎む」とし、「すでに全国で気温上昇により(米の)品質低下が確認されている」と答えた。

 共同通信は「気候運動家たちは眉をひそめるものとみられる」とし、「2008年~2009年の間に首相を務めた麻生副首相はミスと論争が多い発言でたびたび非難を受けてきた」と伝えた。

 麻生副総裁は今年4月には記者団に対して福島原発処理水について「飲めるのではないか」と述べ、論議を呼んだりもした。

 一方、今年で81歳になる麻生副総裁は衆議院議員として14選を狙っている。昨年は性差別発言をする「最悪の政治家」で第1位に選ばれた。

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