「ハングルの日」(10月9日)の3連休が明けてから検査件数が増加し、新規感染者数も大きく増えると懸念されていたが、まだ急激な増加はない。防疫当局は新型コロナワクチンの接種率が高まり、感染者数が減少傾向にあると分析している。ただ、秋の行楽シーズンで外出や旅行が増えているのに加え、政府が防疫体制を「段階的な日常回復(ウィズコロナ)」に転換するのに伴い防疫規則が緩和されるなどの不安要素があることから、引き続き感染者数の推移を見守る方針だ。
新たに確認された市中感染者1924人を地域別にみると、ソウル市が745人、京畿道が684人、仁川市が141人で、首都圏が計1570人と全体の81.6%を占めた。市中感染者のうち首都圏の割合が80%を超えたのは先月15日(80.5%)以来29日ぶり。
首都圏以外の地域では、釜山市、忠清北道、忠清南道がそれぞれ47人、大邱市と慶尚北道がそれぞれ45人、慶尚南道が33人、江原道が22人、全羅南道が19人、全羅北道が16人、光州市が10人、済州道が8人、大田市と蔚山市がそれぞれ6人、世宗市が3人の計354人だった。
一方、海外からの入国者で新たに感染が確認されたのは16人だった。このうち1人は空港や港湾での検疫で判明し、残りの15人は入国後の自主隔離中に陽性と分かった。
死者は前日から13人増えて計2618人となった。韓国国内の平均致死率は0.78%。重篤・重症患者は371人で、前日より12人増えた。
13日の検査件数は4万3949件で、前の日より1892件少ない。
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