「このご時勢に?」…賞金を賭けたホテル版「イカゲーム」感染症対策ガイドライン違反 = 韓国(画像提供:wowkorea)
「このご時勢に?」…賞金を賭けたホテル版「イカゲーム」感染症対策ガイドライン違反 = 韓国(画像提供:wowkorea)
カンウォンド(江原道)のカンヌン(江陵)にある大型ホテルが世界的な興行を収めている「イカゲーム」にあやかりマーケティングに乗り出したところ、新型コロナウイルスの感染症対策ガイドライン違反にあたるという指摘を受けた。

 江陵市は13日、セントジョンズホテル側に「セントゲーム」のイベントに関して行政指導に乗り出したことを明らかにした。

 同日、江陵市の関係者はイーデイリーとの電話インタビューで「(イベント内容を)事前に把握し(ホテル側に)このまま進行すれば感染症対策ガイドライン違反にあたる可能性があるという公文書を送った。(ホテル側は)口頭でイベントを中止するという趣旨の見解を示した。この件に関して、内部で会議中だと聞いている。今、その結果を待っている」と話した。

 また、同関係者はホテルでのイベントについて「内部的にも感染症対策ガイドライン違反であると認識しており、通報もあった」と話した。

 これに先立って、セントジョンズホテルは、ネットフリックスの韓国オリジナルシリーズ「イカゲーム」のように、ホテル内でゲームを行う予定だとし、参加者を募集した。4種類のゲームが行われ、最後まで残った1人に500万ウォン(およそ50万円)を贈呈すると告知していた。

 しかし、現在、ソーシャルディスタンスレベル3を適用している江陵市では、このような宿泊施設が主催するイベントは感染症対策ガイドライン違反に該当する。イベントだけでなく、プライベートな集まりは、新型コロナウイルスのワクチン接種完了者を含めた8人まで可能で、また、全ての客室の4分の3だけを運営するようにしている。

 イベントが開かれる24日にソーシャルディスタンスレベル2に緩和されても宿泊施設主催のイベントは禁止される。

 ホテルがゲーム参加者を募集するや大勢の人が殺到したが、オンラインコミュニティやSNSでは「このご時勢に?」と不適切だという指摘がされている。

 この日の午前、ホテル側はSNSで参加者募集を事前に締め切るとし、「招待状」の配布を予告した。追加募集の日程を尋ねるネットユーザーに対し「まだ予定はないが、あればインスタグラムで告知する」と回答した。
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