韓国ドラマ「イカゲーム」、人気上昇で関連イベントや商品も話題に=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国ドラマ「イカゲーム」、人気上昇で関連イベントや商品も話題に=韓国(画像提供:wowkorea)
ネットフリックスのドラマ「イカゲーム」(Squid Game)の人気が尋常でない。ネットフリックスの「韓国のTop10」で1位になったのはもちろんのこと、韓国ドラマでは初めて米国でも1位になった。そのため、関連イベントや商品などが連日話題になっている。

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 23日、経済紙のイーデイリーによると、今月17日に初公開されたネットフリックスシリーズの「イカゲーム」は、命をかけて極限のゲームに挑戦する話を描いた物語。456億ウォン(約42億円)の賞金が懸けられた謎のサバイバルに参加した人々が、最後の勝者になるために命をかける。今年下半期の期待作であったでけに、「イカゲーム」は公開直後に早くも「韓国のTop10」で1位を獲得した。国内だけでなく米国、タイ、台湾、ベトナム、香港など23カ国で1位となり、海外でも人気を集めている。

 特にネットフリックスの本場である米国での記録が注目される。昨年12月に「スイートホーム」が3位、今年7月に公開された「キングダム」が9位になったが、韓国ドラマが1位を記録したのは「イカゲーム」が初めてだ。それだけでなくイギリス、ドイツ、フランスなど50カ国で2位になり、「イカゲーム」は全世界的な関心を呼んでいる。

 世界的な関心が高まる中で、ソウル市の梨泰院駅に「イカゲーム」の体験セットが登場し、関連商品なども話題になっている。

 通信社のニュース1は24日、ネットフリックスの新作「イカゲーム」が連日話題となっている中で、梨泰院駅に設けられた体験セット場「オゲム(イカゲーム)ワールド」に人足が絶えないと報じた。

 「イカゲーム」の一部シーンを再現したオゲムワールドには、陣取り、お手玉、面子、ゲーム機、すべり台など、ドラマで使われた遊び道具や広報映像などが展示されている。

 イーデイリーは26日、ドラマが人気を集め、劇中に登場する飲食物への注目度が高まっていると報じた。ラーメン、サイダー、ゆで卵をはじめ、タルゴナ(昔ながらの駄菓子)、韓国式弁当、トッポッキ(韓国の餅料理)など、身近な食品だ。

 劇中で使われるこれらの料理は、存在感もなかなかだ。中でも劇中に出てくる三養食品の「三養ラーメン」は、大きなPR効果を上げた。イ・ジョンジェが扮するギフンが、焼酎のつまみとして三養ラーメンを生で食べる場面がある。彼がゲームに参加するかどうかを悩む重要なシーンだ。

 業界関係者は「ラーメンは煮て食べるというのが常識だが、これをひっくり返して『スナック菓子のようにも食べられる』というイメージを与えた点では、悪くない」と話した。

 一方、「イカゲーム」に関連した批判的な話題も出ている。

 経済紙の朝鮮ビズは24日、「イカゲーム」の人気で、オゲムワールドに大勢の人々が押し寄せ、「ソーシャルディタンス」など、防疫規則がきちんと守られていないと報じた。

 地下鉄を利用する乗客まで重なり、梨泰院駅の地下4階は、防疫していることをまったく感じさせないほど、大勢の人が詰め掛けた。

 訪問者が急増したことにより防疫規則を違反しているのではないかという議論が提起された。そのため、26日まで予定されていたオゲムワールドの運営をこの日(24日)に終了した。 

 ドラマに出てきた電話番号のために、苦痛を訴える人々も。

 経済紙のマネートゥデイは24日、ドラマに出てきた電話番号のせいで、似た番号の人たちが次々と苦痛を訴えていると報じた。

 電話で「イカゲームに参加したい」と話したり、悪口を言って電話を切るなど、1日に数千通の連絡があり、日常生活ができないほどだと訴えた。

 被害者のAさんは23日、同紙の電話取材に対し「22日午後6時から23日午後4時まで2000件を超える電話と携帯メールが来た」とし、「今、通話中にもずっと電話がかかってきている」と涙声で話した。

 自営業者のBさんは、一晩中電話や携帯メールの連絡に苦しめられ、わずか2時間しか寝ずに出勤したと訴えた。Bさんは「営業中も連絡が続いている」と話した。

 ネットフリックス側は、今回の携帯電話番号の流出について「現在、ネットフリックスと製作会社のサイロン・ピクチャーズは、ともに問題を認識している」とし、「問題解決のために努力する」と明らかにした。
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