オートミルク・緑豆卵…代替食品が人気=韓国(画像提供:wowkorea)
オートミルク・緑豆卵…代替食品が人気=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国では「価値消費」を重視する消費者が増えたことと、気候の変動による企業認識の変化とあいまって、代替食品が人気を集めている。

 韓国スターバックスは最近、植物ベース飲料などの新メニューを相次いで発表し、代替食品への攻略に拍車をかけている。24日には植物ベースの代替牛乳「オートミルク」をメニューに加えた。代替牛乳は、ビーガンだけでなく、牛乳を消化できない一般消費者も高い関心を示している。

 今回披露したオートミルクは、スターバックス固有のコーヒー豆のエスプレッソローストや、さまざまな飲料メニューと相性が合うように、自主的に開発された。食物繊維の含有量が高いオート麦を使用し、普通の牛乳に比べて低カロリーが特徴だ。また、やわらかい泡が簡単にできるように開発された。オーミルクはオーダーメードの飲料メニューと同じく、600ウォン(約56円)の追加費用が発生するが、スターバックスカードで決済する場合は無料で提供する。

 SPCグループ系列の製菓フランチャイズ「パリバゲット」は、植物性原料で作った「代替卵」の「ジャストエッグ」を使ったサンドイッチを発売した。ジャストエッグは米国の植物性ベースの代替食品企業「Eat Just(イート・ジャスト)」が開発したもので、緑豆から抽出した「たんぱく質」にウコンを加え、卵の形と食感を実現した。韓国ではSPCが独占で流通している。

 パリバゲット関係者は「研究開発を通じて代替食品のカテゴリーを拡大し、ESG(環境・社会・支配構造)経営を強化する」と述べた。

 グローバル代替食品市場は急成長している。市場調査機関のアライドマーケットリサーチによると、世界の代替肉市場の規模は25年の約5兆ウォン(約4691億円)から25年には9兆ウォン(約8444億円)に拡大される見通しだ。
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