韓国のソウル大学は、ことしの10月から「対面授業」への転換を開始することにした(画像提供:wowkorea)
韓国のソウル大学は、ことしの10月から「対面授業」への転換を開始することにした(画像提供:wowkorea)
韓国のソウル大学は、ことしの10月から「対面授業」への転換を開始することにした。ソウル大学は「もし10月まで首都圏地域に適用中である防疫措置(社会的距離確保)レベル4が続いたとしても、この方針を実施する」という意思を明らかにした。事実上の「ウィズコロナ」を宣言したことになる。対面授業は、昨年3月に新型コロナウイルス感染症の1次流行により非対面講義を導入して以降、1年7か月ぶりとなる。

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きょう(16日)ソウル大学によると、オ・セジョン総長は前日、学内の構成員たちに送ったメールを通じて「10月から大学の教育と研究機能の正常化のために、新型コロナと共に生きていくことにおいて知恵深く転換しようという試みを実施しようと思う」と伝えた。

オ総長は「ワクチン接種率の持続的な増加など諸般の状況を総合し、防疫措置レベル4が続いたとしても、政府の防疫指針を順守しながら漸進的に対面授業へと転換し大学の門を開くことができると判断した」と伝えた。つづけて「これまで学校は、対面授業に対する防疫上の懸念を減らすために力を結集して対策を講じてきた」とし「できるだけワクチンを接種していただくことをお願いする」と付け加えた。

ソウル大学は校内の人口が最大限分散されるように授業を編成し、校内の空間別密集度を把握できるアプリケーションを開発した。またソウル大学は対面授業に備え、ことし4月に導入した新型コロナの迅速分子診断検査も運営し続けている。

ソウル大学は当初ことしの2学期から対面授業をすることにしていたが、新型コロナの拡散が続いていることから、2学期の開講後9月の一か月間は非対面授業をするよう授業運営計画を修正した。ただ非対面授業期間も、実験実習・実技授業は人数制限して対面で行なってきた。

ソウル大学の関係者は「多く悩んだ末に下した結論であり、何よりも学生たちの学習権を保障すべきだという意見を集った」とし「今すぐ全面的な対面へと転換するというのではなく、学生たちとの話し合いを経て、漸進的に対面授業への転換をしていく計画だ」と説明した。

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