ラファエル・グロッシIAEA事務局長は13日(現地時間)、オーストリア・ウィーンで開かれたIAEA理事会で「北朝鮮の核活動は、引き続き深刻な懸念の原因となっている」とし「特に5MW(メガワット)の原子炉と放射化学実験室の新たな稼働の兆候は、深刻な問題だ」と指摘した。
またグロッシ事務局長は、最近 寧辺遠心分離機の濃縮施設から冷却装置を除去したとみられる新たな動きを公開した。
これは先月27日に発刊されたIAEAの最新報告書にはなかった内容で「最近まで稼働中断状態であったウラン濃縮工場を、再稼働させようとする兆候だ」とみられている。
またグロッシ事務局長は「ピョンアンナムド(平安南道)の南西部に位置するカンソン(降仙)地域の核施設で、度重なる活動の兆候があった」とし「北朝鮮が、建設中である軽水炉の内部工事を続けている兆候もあった」と語った。
グロッシ事務局長は「北朝鮮の核プログラムの継続は、国連安保理決議案を明確に違反しているもので、極めて遺憾だ」と語った。
つづけて「北朝鮮は安保理決議案にしたがう義務を完全に順守し、核拡散禁止条約(NPT)の完全かつ効果的な履行に関してIAEAに速やかに協力し、特にIAEA視察団の不在期間に発生した重要な全ての問題を解決することを求める」と強調した。
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