国政介入事件の崔順実受刑者、韓国与党議員への損害賠償請求で一審勝訴…虚偽事実流布の被害で(画像提供:wowkorea)
国政介入事件の崔順実受刑者、韓国与党議員への損害賠償請求で一審勝訴…虚偽事実流布の被害で(画像提供:wowkorea)
パク・クネ(朴槿恵)政権時代の「国政介入」事件で服役中のチェ・ソウォン(65、旧名:チェ・スンシル=崔順実)受刑者が、韓国与党「共に民主党」のアン・ミンソク議員を相手に起こしていた損害賠償請求訴訟で勝訴した。

 ソウル南部地裁は8日、崔氏がアン議員を相手に起こした損害賠償1審の判決公判で、「被告は原告に1億ウォン(約945万円)を支払うように」と命じた。

 これに先立ち、崔氏は2016~2017年に国政介入事件が起きた当時、アン議員が崔氏の隠匿財産問題など虚偽の事実を流布して被害を受けたとして、今年4月に1億ウォンの損害賠償請求訴訟を起こした。アン議員は当時、崔氏一家が天文学的な規模の不法隠匿財産を国内外に保有していると主張した。

 崔氏は2019年9月にも、アン議員を虚偽事実の流布による名誉毀損(きそん)の疑いでソウル中央地検に告訴状を提出していた。この事件は現在、アン議員の地域区である京畿道烏山警察署で捜査中だ。

 崔氏は当時、告訴状で「ドイツ検察がドイツ国内にある崔氏の財産を追跡しているが、マネーロンダリング(資金洗浄)の規模が数兆ウォン(数千億円)台だ」、「朴正熙元大統領の死去後、財産がチェ・テミン一家に流れ込み、チェ氏の財産形成に寄与した」など、アン議員の発言がすべて嘘だと主張した。

 崔氏は朴槿恵政権時代に国政介入に加わった疑いで、昨年懲役18年の実刑判決を言い渡されて収監中だ。
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