韓国の国産SLBMを搭載することになる3000トン級の潜水艦“島山安昌浩”(画像提供:wowkorea)
韓国の国産SLBMを搭載することになる3000トン級の潜水艦“島山安昌浩”(画像提供:wowkorea)
韓国が世界で8番目に、潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の保有国の隊列に並ぶことになった。

韓国軍は最近、国産SLBMの潜水艦搭載のため水中発射試験を行い成功したことがわかった。韓国軍の消息筋はきょう(7日)「海軍の潜水艦“トサンアンチャンホ(島山安昌浩)”からSLBMを発射する非公開の水中発射試験が、国防科学研究所(ADD)の主管により今月1日に初めて実施された」とし「成功したと聞いている」と語った。

SLBMの開発のためには地上の試験発射と水中の試験発射・潜水艦搭載の試験発射を経なければならないが、今回は最後の関門を通過したものとみられる。韓国軍は昨年末、地上での試験発射に成功したことに続き、ことしに入り潜水艦のかわりにパージ船を用いた水中試験発射を終えた状態であった。韓国軍とADDは近いうちにさらなる潜水艦搭載の試験発射を実施した後、量産と実戦配置に入る予定である。

今回の試験発射では、水中でミサイルを発射した後、水の外でエンジンを点火させる「コールドローンチ(cold launch)」技術も検証されたことがわかった。

ただ韓国国防部(防衛省に相当)は、今回の試験発射をはじめとしてSLBM開発状況について言及を控えている。このことに関して国防部は「単位戦力に対する個別の事項は、保安上、確認することができないことを理解してほしい」という見解だけを伝えた。

韓国のSLBM開発は、米国・ロシア・英国・フランス・インド・中国・北朝鮮につづく世界8番目である。

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