ブランド品からBTSグッズまで…コロナ渦で偽造商品が急増=韓国(画像提供:wowkorea)
ブランド品からBTSグッズまで…コロナ渦で偽造商品が急増=韓国(画像提供:wowkorea)
インスタグラムとフェイスブックなどのSNSで有名なAさんと彼の家族は、ライブ放送などを通じて数百億ウォン台の偽造商品を販売した疑いで、昨年検挙された。Aさんは自分と姉、夫、妹などと一緒に2018年から昨年11月まで自宅に偽装した秘密の作業場で発送作業をして、シャネルなどの海外ブランド品の偽造品、約2万6000点を個人のSNSチャンネルで販売したことが分かった。特許庁産業財産特別司法警察は彼らを商標法違反の疑いで検察に送致し、現在裁判が進行中である。

ソン・ジュンギ の最新ニュースまとめ

コロナでオンラインショッピングが急増し、偽造商品取引が爆発的に増えている。

従来の偽造商品はシャネルやルイヴィトンなどの海外高級ブランドを複製したものだったが、最近では化粧品や健康補助食品、家電製品やアイドルのキャラクターなどの文化商品まで、国民の健康と日常に影響を与える商品にも拡大している。

31日、特許庁によると偽造商品侵害申告・情報提供件数は1万6693件で、前年度の6661件に比べ2.5倍以上急増した。偽造商品侵害申告・情報提供件数は2016〜2019年の年平均4000〜6000件から毎年大幅に増えている。

これまでの偽造商品は海外有名ブランドの服やファッション小物などが主だった。しかし最近では、化粧品や健康食品、おもちゃ、家電製品、自動車部品、K-POPアイドルのファングッズなどに拡大している。特許庁の関係者は、「最近の取り締まり事例を見ると、人気グループBTSの商標を盗用した衣類、バッグ、アクセサリーなど、様々な偽造ファン製品から俳優ソン・ジュンギがモデルの偽造マスクパック、無線充電器、高麗人参エキス、自動車ホイールなど、偽造商品の種類が多様化している」と述べた。

手法もますます巧妙になっている。今まではソウル、釜山、大邱などの比較的規模の大きい伝統的な市場での取引が主に行われていたが、最近は95%以上がオンラインで流通・販売されている。これらは中国などに生産設備を作った後、国内に密輸してオンラインで広報・販売している。一部の販売ラインが検挙されても、他のルートを通って販売する方式で組織犯罪のように知能化・組織化されている点が特徴である。

オンライン偽造商品の流通は、購入段階で本物であると誤認しやすく、返金等が難しいうえに、捜査機関の取り締まりも容易ではない。

ジョン・ギヒョン特許庁産業財産調査課長は「短ければ数日、長ければ数か月かかる事件の特性上、人材補強が急がれる」とし「犯罪者の処罰強化と犯罪収益の没収などの法・制度の整備が急がれる」と強調した。
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