米NYT紙「ソウル市の『妊婦指針』に韓国人が激怒」(画像提供:wowkorea)
米NYT紙「ソウル市の『妊婦指針』に韓国人が激怒」(画像提供:wowkorea)
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、最近ソウル市妊娠出産情報センターのウェブサイトに掲載された性差別的な内容により韓国人が激怒したと、12日(現地時間)報道した。

これに先立ち、ソウル市妊娠出産情報センターのウェブサイトには、妊娠35週目の女性が出産前に点検する事項として紹介した文章が掲載された。料理に不慣れな夫のために作り置きのおかずを3、4種類準備し、家族が困らないようトイレットペーパー、歯磨き粉、歯ブラシ、石けん、洗剤などの残量をチェックすべきなどという内容に怒りが起こった。

この内容が掲載されたのは2019年だが、最近になって注目が集まったという。

以後、SNSでは「夫は自分の食事も準備できないのか」、「これが出産情報として必ず知っておかなければならないなんて、情けない」などの非難が続いた。問題となった内容は現在ホームページから削除された状態だ。

NYTはこの掲載文について「家父長的な韓国社会の時代錯誤的な断面を示しているとの批判が韓国内で沸き起こっている」と伝え、世界最低の出産率とのタイトルから必死に脱却しようとする韓国政府の努力に冷や水をかける結果になったと指摘した。

また、「韓国が経済・文化の強国ではあるが、依然として多くの女性が日常で女性嫌悪を経験している」と指摘した。

プサン(釜山)で外国人女性のための助産師として活動しているアデル・ビタリさんは、論争となったソウル市の指針に韓国人が示した反応がむしろ変化の証拠だと話している。

ビタリさんは、最近では多くの男性が出産や育児に対し平等的な考えを持っているとし、思考方式が変化していると説明した。
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