公募株興業「BTS」Big Hitいくらまで上がるか…目標が最高38万ウォン(約3万5000円)=韓国(画像提供:wowkorea)
公募株興業「BTS」Big Hitいくらまで上がるか…目標が最高38万ウォン(約3万5000円)=韓国(画像提供:wowkorea)
世界的アイドルグループ「BTS(防弾少年団)」の所属事務所、Big Hitエンターテイメントが公募株申込で興業に成功しながら、市場の関心は「タサン(始め値が公募価に対し上限である2倍に決定された後のストップ高)」等、Big Hitの上場後の株価の流れに集まっている。Big Hitは15日コスピ市場に上場する。

7日、金融投資業界によると、Big Hitが5、6日の2日間一般投資者対象に公募株申込を行った結果、58兆4236億9755万ウォン(約5兆2977億5425万円)の証拠金が集まった。平均競争率は606.97対1の水準だ。だいたい1億ウォン(約906万円)を証拠金として入れれば、手に入る株式数は2.4株となることとみられる。つまり2株だ。

Big Hitの公募申込の成績は、上半期IPO(企業公開)比SKバイオファームを超えた。歴代最高水準の証拠金を記録したカカオゲームズに続き、歴代2位の水準だ。SKバイオファームでは、最終的な競争率は323.02対1、申込証拠金は31兆に達した。カカオゲームズの一般公募申込最終競争率は1524.85対1、証拠金は58兆5542億9904万ウォンだった。Big Hitとカカオゲームズの証拠金の差はわずか約1300億ウォンだ。

最近Big Hitの代表歌手である「BTS」が、新曲「ダイナマイト」で6週連続ビルボードホット100最新チャート上位圏を維持しており、市場では「タサン」はすでに予告されたものだという話も出ている。

証券業界が見るBig Hitの目標株価は、千差万別だ。今までにBig Hitの目標株価を提示した証券会社は、メリッツ証券(16万ウォン)とIBK投資証券(24万ウォン)、ハナ金融投資(38万ウォン)などである。最も低い目標株価を提示したメリッツ証券研究員のイ・ヒョジン氏は、「業界1位プレミアムの適用が妥当である」としながらも「IP(知的財産権)がアーティスト本人にある業界の限界を変えることができなかったという点で、プレミアム拡大には限界があると判断する」と述べた。

一方、最も高い目標株価を提示したハナ金融投資研究員のイ・ギフン氏は、Big Hitの目標企業価値にも14兆ウォンを提示した。彼は「完全なコンサートが可能であろう2022年EPS(一株当たりの純利益)に、JYPエンターテイメント比50%を割増した目標のP / E(株価収益率)50倍を適用した」とし、『グローバル1位のアーティストであるBTSの価値および、「ウィバース」(BTSのファンプラットフォーム)と組み合わせることの相乗効果、Big Hitがグローバル音楽業界の革新そのものであることを考慮した』と述べた。
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