統一部の金錬鉄(キム・ヨンチョル)長官(左)は国連世界食糧計画(WFP)のビーズリー事務局長と会談した=13日、ソウル(聯合ニュース)
統一部の金錬鉄(キム・ヨンチョル)長官(左)は国連世界食糧計画(WFP)のビーズリー事務局長と会談した=13日、ソウル(聯合ニュース)
◇北朝鮮への食糧支援 時期・方法など巡り苦慮=韓国政府 韓国政府が北朝鮮への人道的な食糧支援に向け、支援の時期や方法、規模などを巡り苦慮している。韓国政府は8日、北朝鮮への食糧支援を推進する方針を正式に表明した。だが、北朝鮮が短距離ミサイルを発射したことを受け、批判的な世論を意識し、期間を設けず意見収集に集中するとして、慎重な姿勢を示している。ただ、北朝鮮の深刻な食糧難や支援効果の最大化など現実的な要因を考慮し、近く具体的な時期や方法、規模などの大枠を固める必要があるとの見方が出ている。◇北朝鮮に近い韓国・延坪島の灯台 45年ぶり再点灯へ 南北間の緊張緩和に伴い、北朝鮮に近い韓国・仁川の延坪島にある灯台が消灯から45年を経て再び点灯する。韓国海洋水産部は16日、黄海の延坪島沖を航行する船舶の安全のため、17日午後7時20分から延坪島灯台を再点灯すると発表した。延坪島灯台は1960年3月に初点灯し、漁船の航行の道しるべとなっていた。だが70年代以降は南北間の軍事対立が強まり、北朝鮮から韓国に潜入するスパイに地理情報を提供する恐れがあるなどとして74年に点灯が中止された。海洋水産部は国防部などと協議し、南北関係の特殊性を踏まえて灯台の明かりの角度と到達距離を延坪島沖の韓国側漁場のみに制限した。◇トランプ氏訪韓へ 米朝交渉再開へ韓米協力アピール トランプ米大統領が来月下旬に大阪で開催される主要20カ国・地域(G20)首脳会議への出席に合わせて韓国を訪問し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領と首脳会談を行う。北朝鮮核問題など韓米の懸案についてどのようなメッセージが発信されるかが注目される。北朝鮮がミサイル発射などの動きを見せる中でのトランプ氏の訪韓決定は、膠着(こうちゃく)状態に陥った米朝交渉を軌道に乗せ、韓米間の協力をアピールする意図があると分析される。◇軍事用ドローンの初試験飛行 韓国陸軍 韓国陸軍は16日、京畿道・利川の陸軍情報学校で監視、偵察、攻撃、除染、輸送用ドローン(小型無人機)の試験飛行を行ったと発表した。今回初めて行われた試験飛行には、陸軍のドローン・ロボット業務の担当者約50人が出席し、約20台のドローンが登場した。陸軍は戦闘に使用可能な機能別のドローン運用方法を検証後、下半期から操縦士を養成し、実戦配備する予定だ。
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