ソウルの観光名所、景福宮(観光公社提供)=(聯合ニュース)
ソウルの観光名所、景福宮(観光公社提供)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国観光公社によると、通信事業を手掛けるワールドイノベーションラブオール(東京都港区)の約1700人の社員・役員が12日から4日間、インセンティブ旅行として韓国を訪れる。インセンティブ旅行は優秀な成績を収めた社員などに報奨として提供されるもので、今回のツアー規模は日本からの訪韓インセンティブ旅行としては2017年6月以来、最大となる。

 ワールドイノベーションラブオールはこれまで海外での会社行事を米ハワイで行ってきたが、今年のインセンティブ旅行は韓国に決めた。昨年韓国でセミナーを実施したところ、参加者の満足度が高かったこと、韓国と日本各地を結ぶ航空路線が多いことが決め手になったと、観光公社は説明した。

 インセンティブ旅行の参加者は景福宮や明洞などソウルの主要観光スポットを回り、14日にはソウル郊外の国際展示場、KINTEX(京畿道高陽市)で開かれる会社行事に参加する予定だ。

 観光公社の担当者は「日本からの訪韓インセンティブ旅行は9割以上が100人以下の規模であり、今回の訪韓団誘致には大きな意味がある」としながら、生産誘発の効果は74億ウォン(約7億2500万円)に上ると見込んだ。

 インセンティブ旅行客1人当たりの支出額は平均2182ドル(約24万3000円)と、一般旅行客の平均(1481ドル)を上回り、経済波及効果が大きい。

 2018年に会社のセミナー参加やインセンティブ目的で訪韓した外国人観光客は24万8244人で、前年比22.6%増加した。


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