高城・束草の大規模な山火事、1人死亡・11人負傷・250ha消失＝韓国

去る4日、韓国・江原道（カンウォンド）高城（コソン）郡で発生した山火事が台風並みの強風にあおられ、近郊の束草（ソクチョ）市内まで広がりながら、1人が死亡し11人が負傷するなど人命・財産被害が続々と確認されている。

　5日、東海岸山火事防止センターをはじめとする現場本部によると、去る4日に山火事現場でAさんが死亡しているのが発見されたのに続き、11人が負傷したことが分かった。また、被害面積は250ヘクタールだ。しかし、珍しい台風並みの強風で火が急速に広がったことで、今後、被害規模はさらに大きくなることが予想される。

　高城郡では高城生活体育館、アヤジン小学校、ドウグァン中学校、杆城邑（カンソンウプ）事務所、高城総合体育館などに軍人を含む2375人が避難した。

　山林・消防当局をはじめとする地方自治体など現場本部は現在、消火隊員194人、公務員1248人、消防203人ら人材2578人、そして消防車などの装備74台を動員して火の勢いの広がりを防ぐのに全力を尽くしている。