ペンションでの一酸化炭素中毒で入院中の高校生5人、きょう中に一般病棟へ=韓国
ペンションでの一酸化炭素中毒で入院中の高校生5人、きょう中に一般病棟へ=韓国
韓国・ソウル峨山(アサン)病院に入院中の高校生5人全員が20日中に集中治療室から一般病棟に移ると見られる。

 キム・ハングン江陵(カンヌン)ペンション事故収拾対策本部長は20日の記者会見で、「現在、峨山病院に入院している学生3人が一般病室に移動し、残りの2人もきょう中に一般病室に移動する」と明らかにした。

 キム本部長は「前日に保護者との意思疎通が可能だった学生は体を起こせる状態にまで好転し、見舞いに訪れた友人たちとも会話ができるようになった」とし、「その学生は高圧酸素治療を2回から1回に減らすなど回復に向かっている」と述べた。

 続けて「2人も意識が回復し、一般病室で治療を受けている」とし、「残りの2人のうち1人は透析中で、微弱だが反応を見せている状態だ」と説明した。合わせて「原州(ウォンジュ)セブランス病院に入院中の2人も微弱だが好転している」と付け加えた。

 セブランス病院で治療を受ける学生2人は臓器損傷が進行しないよう低体温治療を施されており、正確な意識回復有無は数日経たなければ分からないということだ。

 去る18日、韓国・江原(カンウォン)江陵のペンションで、男子高校生10人が一酸化炭素中毒となり、3人が死亡し7人が意識不明の状態で見つかった。ソウル市内の高校に通っていた男子高校生(3年生)らは、大学修学能力試験(スヌン/日本のセンター試験に該当) が終わり、保護者の許可をもらってペンションに宿泊。前日(17日)午後4時ごろペンションに到着したと伝えられている。チェックアウトは19日の予定だった。

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