【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮は12日、北朝鮮・開城の南北共同連絡事務所で、南北の道路連結に向けた共同研究調査団の会合を開き、朝鮮半島東側の東海線道路の北朝鮮区間に対する現地共同調査の日程などを話し合ったが、合意に至らなかった。 韓国統一部の当局者によると、南北は会合で東海線道路の現地共同調査の区間や調査方式などについて重点的に協議し、今後さらに協議を続けることで一致した。 また、8月に朝鮮半島西側の京義線道路の北朝鮮区間(開城―平壌)で実施した共同調査の結果について意見を交換し、追加検討を行うことにした。 南北は6月に開いた道路協力に関する分科会議で京義線道路と東海線道路の北朝鮮区間の近代化に合意。8月に京義線道路の北朝鮮区間の調査を実施した。 東海線道路の共同調査日程は今回の会合で決まると予想されたが、調査対象など巡り南北間に意見の隔たりがあったという。韓国側は既存の道路を調査することを提案したが、北朝鮮側は新しい道路を建設しようという趣旨の主張をしたとされる。 一方で、南北の鉄道・道路の連結と近代化事業に関する米国との協議が終わっていないため、共同調査の日程を決めることができなかったのではないかとの見方も出ている。 南北鉄道・道路の連結と近代化は4月の南北首脳会談で署名された板門店宣言に盛り込まれた。南北は先月の閣僚級会談で、鉄道・道路の連結・整備に向けた着工式を11月下旬から12月初旬までの間に行うことで合意していた。
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