左から金委員長、文大統領、トランプ大統領(コラージュ)=(聯合ニュース)
左から金委員長、文大統領、トランプ大統領(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の青瓦台(大統領府)高官は22日、記者団に対し、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が北朝鮮の非核化措置を実行させるため、対北朝鮮制裁緩和を公論化したことが米国との足並みに乱れを生じさせる可能性があるとの指摘について、「(非核化に)進むプロセスは違うかもしれないが、結局同じ道であり、むしろわれわれが米国を助けている」との認識を示した。 同高官は「米国内でもさまざまな意見があり得る。手続き的に少し違うとしても、方向と目標が同じであるため、われわれを信頼している」として、「米国もわれわれを批判することは難しい」と述べた。 韓国が北朝鮮の新たな非核化措置をけん引する狙いで制裁緩和を公論化し、2回目の朝米(米朝)首脳会談を控えている米国が非核化プロセスを巡る北朝鮮との協議に柔軟性を持つ余地を与えたとの認識が反映されたものとみられる。 文大統領は今月中旬の欧州歴訪でフランスのマクロン大統領や英国のメイ首相とそれぞれ会談し、対北朝鮮制裁緩和に協力を要請した。だが、両首脳は非核化への取り組みには共感を示したが、現段階での制裁緩和には応じなかった。 一方、9月の南北首脳会談で合意した金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)のソウル訪問に関しては、「年内の訪韓は依然可能とみている」と述べた。 2回目の朝米首脳会談の開催場所については「3~4カ所が話し合われているようだ」と明らかにした。トランプ大統領は来月16日の中間選挙後に2回目の朝米首脳会談が開催されるとしたが、開催場所は米国ではないと言及。第三の場所で開かれる可能性が大きくなっている。
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