金海永議員(資料写真)=(聯合ニュース)
金海永議員(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】外国で使用されている教科書での韓国に関する誤った記述が4年間で1507件に上ることが、12日分かった。

 与党「共に民主党」の金海永(キム・ヘヨン)議員が韓国学中央研究院から提出を受けた資料によると、研究院が「韓国を正しく伝える事業」として2014年から17年までに外国の教科書1707冊を点検したところ、1507件の内容の誤りや欠落を発見し、772件の内容を修正した。

 例えば台湾、トルコ、イスラエル、ウルグアイ、米国などの教科書は「東海」を「日本海」とのみ表記していた。クロアチアの教科書は韓国では中国語を使用すると記載し、スペインの教科書は韓国が栄養不足に苦しむ反面、北朝鮮の栄養摂取状態は良好だと紹介した。

 また、スペインの教科書は韓国の1人当たりの国民所得が3000ドル(約33万円)~1万ドルだと記述した。韓国の昨年の1人当たり国民総所得(GNI)は2万8380ドルだった。

 金議員は「韓国に対する外国人の視線が歪曲(わいきょく)されないよう、政府レベルでさらに努力を傾けなければならない」と指摘した。


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