Copyright 2018(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0
就任1年の統一部長官 朝鮮半島の平和・繁栄「本格的に推進」
【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の趙明均(チョ・ミョンギュン)長官は2日、就任1周年を迎えて政府ソウル庁舎で記者懇談会を行い、秋に予定されている南北首脳会談について「朝鮮半島の平和と繁栄が本格的に推進される段階に入れるようにする」と述べ、南北関係を「持続可能な制度化の段階」へ進めることに焦点を合わせて準備していくとの考えを示した。 これは、秋ごろには対北朝鮮制裁がある程度解除され、朝鮮半島の繁栄に向けた南北経済協力を本格的に推進する条件が整うことを期待した発言とも受け止められる。 これに対し政府高官は、朝鮮半島繁栄の核心が南北の経済協力であるとしながらも、「対北制裁が(解除されて)経済協力を本格的に推進できる状況に局面が転換されるかということと結びつけて説明するのははばかられる」と述べ、拡大解釈をけん制した。 その上でこの高官は、先ごろ開かれた鉄道・道路協力に関する南北分科会議などを挙げて「経済協力を本格的に履行する段階が来た時に(準備の)時間的間隔を最大限狭めてすぐに経済協力に着手できるよう、準備作業を進める計画だ」と説明した。 一方、趙氏は朝米(米朝)関係に関して、6月12日の朝米首脳会談以降、「朝米間の実務的な準備を経て本格的な後続交渉に入る段階だ」とし、「南北関係と朝米関係が相互促進する好循環の構図となるよう引き続き努力する」と述べた。 趙氏は南北統一バスケットボール大会の韓国側代表団の団長として、3~6日に平壌を訪問する。 趙氏が平壌を訪問するのは、青瓦台(大統領府)統一外交安保政策秘書官を務めていた2007年12月に南北国防相会談の随行員として訪朝して以来約10年ぶり。