23日(現地時間)に行われたW杯1次リーグF組の第2戦、メキシコ戦で敗れ、涙をこらえて観客に手を振る孫興民=(聯合ニュース)
23日(現地時間)に行われたW杯1次リーグF組の第2戦、メキシコ戦で敗れ、涙をこらえて観客に手を振る孫興民=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】サッカー・ワールドカップ(W杯)ロシア大会1次リーグF組の韓国が27日午後11時(日本時間)から最終戦のドイツ戦を控える中、多くの海外メディアが「韓国がW杯でベスト8に進出すれば、兵役の義務を終えていない選手たちが兵役特例を受ける」と伝えている。

ソン・フンミン の最新ニュースまとめ

 サッカー専門サイトのワンフットボールは「韓国がF組で敗退すれば、兵役特例を確定させようとしていたFW孫興民(ソン・フンミン、英トットナム)の夢も失われる」と報じた。

 2002年のW杯韓日大会に出場してベスト4入りを果たした韓国代表選手らは兵役特例を受けたが、特別待遇と物議を醸したことで、W杯の成果に伴う兵役特例は07年12月に兵役法施行令から削除された。10年前になくなった兵役特例が今も存在すると思い込んだ海外メディアの「誤報」だった。

 そんな誤報が出るのは、孫興民に対する海外の関心が高い証拠でもある。

 ドイツメディアのスポルト1は27日、マンチェスター・ユナイテッドとアーセナル、リバプールが孫の獲得に関心を示しているとし、「孫もトットナムを離れ、さらに飛躍しようとする意欲を見せている」と報じた。

 だが、孫の去就は8月にインドネシアで開幕するアジア大会が終わってから決まる可能性が高い。孫がアジア大会で代表入りして金メダルを獲得すれば、兵役特例を受けられる。すでにトップクラスのFWとして注目される孫が兵役問題までも解決すれば、一段と関心を集めそうだ。


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