業界関係者によると、サムスン電子はこのほどデバイス・ソリューション(DS)事業部門内のR&D組織に「ファウンドリー研究所」を設けた。昨年5月にシステムLSI事業部から切り離す形で「ファウンドリー事業部」を新設したのに続き、R&D組織も別途に構えた。ファウンドリー事業の強化戦略の一環とみられる。
投資家に対しても最近、「ファウンドリー事業部で今年100億ドル(約1兆1000億円)の売上高を達成し世界2位に浮上する」と目標を告げた。
下半期にソウル近郊、京畿道・華城の半導体工場で新設ラインのテスト稼働を経て量産に入れば、最大手・台湾積体電路製造(TSMC)を追い抜く日もそう遠くないとの見方が出ている。半導体プロセス技術の微細化ではすでにTSMCを先行しているとされる。思い切った投資に加え、大口顧客との協力関係の強化に力を入れており、見通しは明るいという。
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