左から文在寅大統領、トランプ米大統領、北朝鮮の金正恩委員長(コラージュ)=(聯合ニュース)
左から文在寅大統領、トランプ米大統領、北朝鮮の金正恩委員長(コラージュ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は21日、1泊4日の日程で米ワシントンを訪れ、トランプ大統領と首脳会談を行う。北朝鮮の非核化に向け大きな転機となる朝米(米朝)首脳会談を目前に控え、北朝鮮が韓国と米国に対し強硬な態度に転じており、文大統領の「仲介外交」が正念場を迎える。 文大統領は21日午後、ソウル空港(軍用空港)を出発する。同日午後(以下、米東部時間)にワシントンに到着し、22日午前に外交・安保政策を担当する米政府関係者との会談を皮切りに米国での公式日程を始める。同正午ごろ、トランプ大統領と2人だけの会談を行ってから、昼食を兼ねた拡大会談を開く。 両首脳は昨年11月に、ソウルで15分程度、2人だけで会談を行っている。ただ、今回は朝米首脳会談が迫る中、非核化ロードマップを巡る朝米の対立が表面化する中で行われるだけに、会談時間が長くなる可能性があるとみられる。 青瓦台(大統領府)高官は「訪米目的は明確で、文大統領がやるべきことも明確だ。訪米目的に関する対話は単独会談で行われる」と説明した。 文大統領は22日夜、帰国の途に就き、韓国時間(日本時間同)の24日早朝に帰国する。 一方、文大統領は米国から帰国後に北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)と南北首脳間のホットライン(直通電話)で通話すると予想される。
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