木浦新港に陸揚げされ横倒しになっている旅客船セウォル号の船体を起こす作業が10日に行われる=(聯合ニュース)
木浦新港に陸揚げされ横倒しになっている旅客船セウォル号の船体を起こす作業が10日に行われる=(聯合ニュース)
【光州聯合ニュース】2014年4月に韓国南西部の珍島沖で沈没し、昨年4月に全羅南道・木浦新港に陸揚げされた旅客船セウォル号の船体を起こす作業が5月10日に行われることが確定した。セウォル号船体調査委員会が7日、発表した。

 作業を行う造船会社の現代三湖重工業が、気象庁の中期予報を検討し決定したという。全羅南道地方の10日の天候は、やや雲があるものの風も弱く、比較的穏やかと予想されている。

 9日に3時間ほどかけて予行演習を行い、問題がないか確認する。準備が終われば10日午前9時から船体を起こす作業を始める。

 海上クレーンを使い段階的に引き起こす計画で、船体を吊っている時間が長くなるほど危険度が増すため、作業は4時間以内に終える予定だ。

 セウォル号船体調査委の関係者は「状況によっては9日の予行演習でそのまま直立作業を試みる可能性もあるが、できれば10日に実施しようと考えている」と話した。


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