韓国　きょうのニュース（４月１９日）

◇南北首脳会談の生中継　北朝鮮でも実現するか　韓国と北朝鮮は１８日、軍事境界線がある板門店の北側施設「統一閣」で南北首脳会談（２７日）に関する２回目の実務会談を開催し、両首脳による握手の瞬間など、首脳会談の主な場面を生中継することで合意した。これを受け、北朝鮮でも会談の模様が生中継されるかどうかに関心が集まっている。２０００年と０７年に行われた南北首脳会談は録画放送で報じられたが、金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長の出席する公式行事が朝鮮中央テレビで複数回生中継されていることから、今回の会談も生中継が行われる可能性が提起されている。◇北朝鮮が２０日に党中央委総会　「新たな段階の政策決定」 　北朝鮮の朝鮮労働党中央委員会政治局は、党中央委員会総会を２０日に招集すると発表した。朝鮮中央通信が１９日報じた。２７日に南北首脳会談が予定され、６月上旬までには米朝首脳会談の開催が見込まれる中、北朝鮮が今回の総会で核問題や米朝関係などについて新たな政策方向を提示するかどうかが注目される。同通信は、総会では「革命発展の重大な歴史的時期の要求」に合わせ「新たな段階の政策的問題を討議・決定する」と伝え、重要な政策決定が行われることを示唆した。◇米朝首脳会談の開催候補地から平壌・板門店除外か　米メディア　米紙ニューヨーク・タイムズは１８日（現地時間）、米政府高官の話として、トランプ米大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長の首脳会談開催候補地から北朝鮮・平壌と板門店が外されたと報じた。ＮＢＣテレビは、米政府が欧州などの中立的な場所を開催候補地として検討しているとし、スイスが最も有力だと伝えた。◇大韓航空専務のパワハラ疑惑　警察が本社を家宅捜索　大韓航空の趙顕ミン（チョ・ヒョンミン）広告担当専務が広告代理店の社員にパワハラ行為をしたとされる問題で、ソウル・江西警察署は１９日、同社の本社を家宅捜索した。警察関係者は「（パワハラ行為が行われた）会議の後で口裏合わせや懐柔、脅迫を試みたか確認するため、携帯電話などを押収している」とし、「現在、趙専務は会社にいないが、弁護士を通じて携帯電話を押収する予定だ」と述べた。◇南北首脳会談当日の韓米軍事演習中止か　来週決定　韓国軍合同参謀本部は、南北首脳会談が開かれる２７日に韓米合同指揮所演習「キー・リゾルブ」を実施するかどうかについて、来週決定すると明らかにした。韓米両軍は有事の際のシナリオ別シミュレーションを中心とする定例演習キー・リゾルブを２３日から実施する予定。同参謀本部のノ・ジェチョン広報室長はこの日の定例会見で「南北首脳会談が実施される当日（２７日）にキー・リゾルブを実施するかどうかは、韓米が計画した目標と成果達成（状況）を考慮し、両国が協議して決定する予定だ」と説明した。