2月の全産業の生産は前月と同水準だったが、鉱工業生産は自動車や半導体を中心に前月比1.1%増加し、2か月連続のプラスとなった。また、消費を意味する小売販売は2月に前月比1.0%増加した。
2月の設備投資は運送装備への投資増などで前月比1.3%増加し、4か月連続のプラス。一方、建設投資は3.8%減とマイナスに転じた。
3月の輸出額は世界経済の改善と半導体など主力品目の好調で前年同月比6.1%増加。17か月連続で伸びた。
景気回復の流れは続いているが、雇用状況は低迷している。3月の就業者増加数は前年同月比11万2000人と2か月連続で10万人台にとどまった。失業率は前年同月比0.4ポイント悪化の4.5%。特に、若年層(15~29歳)の失業率は11.6%で0.3ポイント悪化した。
政府は、今後も世界経済の改善などに支えられ経済の回復基調が続くと見込む一方、厳しい雇用状況、通商懸案、米国の利上げなど、依然として内外にリスク要因が存在すると指摘。これらのリスク管理を強化するとともに、雇用や生活状況の改善で国民が景気回復を実感できるよう経済政策に取り組む方針を示した。
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