金英蘭法の対象者への贈り物の上限が5万ウォンから10万ウォンに引き上げられる見通しだ(イメージ)=(聯合ニュース)
金英蘭法の対象者への贈り物の上限が5万ウォンから10万ウォンに引き上げられる見通しだ(イメージ)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国で公務員や報道関係者、私立学校教員らへの食事接待などの上限を厳しく定めた「不正請託および金品など授受の禁止に関する法律」を巡り、贈り物の上限が農畜水産品に限って現行の5万ウォン(約5100円)から10万ウォンに引き上げられることが26日、分かった。 同法は発案した国民権益委員会の元委員長の名前を取って「金英蘭(キム・ヨンラン)法」とも呼ばれる。 国民権益委は27日、同法の改正案を審議。与党などとの協議を経て、29日の「国民向け報告大会」で発表する見通しだ。 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は8月末、同法の施行から1年となるのを前に、「プラス面とマイナス面、特に経済的な効果について分析し、国民に報告してほしい」と指示していた。 国民権益委は当初、食事接待の上限も現行の1人当たり3万ウォンから5万ウォンに引き上げることを盛り込んだ改正案をまとめ、今月14日に李洛淵(イ・ナクヨン)首相に報告。与党・政府・青瓦台(大統領府)による協議などを行ってきたが、食事の上限は維持することにした。
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