仁川国際空港から出国する人たち。7~9月期は韓国人の出国数も増加した(資料写真)=(聯合ニュース)
仁川国際空港から出国する人たち。7~9月期は韓国人の出国数も増加した(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国銀行(中央銀行)が18日発表した統計によると、7~9月期に韓国人(国内居住者)のクレジットカード類の海外使用額は37億8400万ドル(約4170億円)で前年同期に比べ14.6%増加した。34億7000万ドルで過去最高だった前期に比べても9.0%多い。 内訳をみると、クレジットカードの使用額が26億9900万ドル、デビットカードが9億7800万ドルなどだった。  夏休みや秋夕(中秋節)連休などを利用し海外旅行に出かけた韓国人が大幅に増え、カードの使用額も増加した。韓国文化観光研究院の観光知識情報システムによると、7~9月期の韓国人の出国数は605万人で前期比19.4%増加した。 また、現金ではなくカードで決済する割合が拡大傾向にあることも要因に挙げられる。 一方、7~9月期に外国人(非居住者)の韓国でのカード使用額は27億4100万ドルで、前年同期比36.8%増加した。昨年は中東呼吸器症候群(MERS)の影響で観光客が急減し、今年はその反動増がみられた。 しかし、前期比では2.3%減少し、カード1枚当たりの使用額も小幅減となった。 韓国銀行の関係者は「中国や日本などからの外国人観光客のショッピングに対する意欲が前期に比べ弱まったようだ」と話した。
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