【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の女性音楽グループ、牡丹峰(モランボン)楽団の中国公演が土壇場で中止になったことについて、韓国政府が背景の把握に乗り出した。今回の事態が中朝関係に少なからず影響を与えるとみられるため、神経を尖らせているようだ。 政府当局者は13日、聯合ニュースの取材に対し、「まだ(背景を)把握している。明らかになった内容はない」と話した。 別の当局者も「関連官庁がいきさつを把握しているが確認されたものはない。中国側からも話はないようだ」と伝えた。 中国メディアは公演中止についてほとんど報じておらず、中国政府は報道規制に乗り出したと分析される。今回の事態が中朝関係に及ぼす影響を意識しているためとみられる。こうした中国内の雰囲気を踏まえれば、具体的な原因が明らかになるまではしばらく時間がかかると韓国政府は見ている。 モランボン楽団は中国・北京で12~14日に3回にわたり公演を行う予定だったが、12日に公演を直前にキャンセルし、航空機で平壌に戻った。 csi@yna.co.kr
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