【ソウル聯合ニュース】北朝鮮がテレビに最新のIT製品を登場させ、さまざまな製品をインターネットにつなぐ「モノのインターネット」(IoT)を紹介し、注目を集めている。 朝鮮中央テレビは21日、先ごろ海外で開催された家電製品の見本市の様子を報じ、IoTを用いた米国やドイツ製のIT製品を紹介した。 特に、米ラルフローレンが昨夏のテニスの全米オープンで披露したハイテク機能搭載の「ポロテクシャツ」について「特殊な受信装置(センサー)を搭載したスポーツウエア」「試合中のスピードや力の大きさも記録できる」などと詳しく説明した。 また、独シーメンスのスマートフォンと連動した食器洗い機やオーブンを取り上げたほか、米アップルの「iPhone(アイフォーン)」を操作する様子も放映した。 住民を外部から遮断し、体制の宣伝に熱を上げている北朝鮮が、技術的に大きく先を行く先進国の製品をテレビでありのままに放映するのは極めて異例だ。 北朝鮮は2008年末にモバイル通信サービスを開始し、携帯電話の使用者数は昨年6月末基準で240万人を超えるとされる。平壌市民の一部はiPhoneなどのスマートフォンを使っているという。 stomo@yna.co.kr
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