大韓航空のチョ・ヒョンア副社長(40)が、客室乗務員サービスに不満を抱き、事務長を飛行機から降ろし、離陸時間を遅らせた件に関して、海外メディアも高い関心を示している。
大韓航空のチョ・ヒョンア副社長(40)が、客室乗務員サービスに不満を抱き、事務長を飛行機から降ろし、離陸時間を遅らせた件に関して、海外メディアも高い関心を示している。
大韓航空のチョ・ヒョンア(趙顕娥)副社長(40)が、客室乗務員サービスに不満を抱き、事務長を飛行機から降ろし、離陸時間を遅らせた件に関して、海外メディアも高い関心を示している。

 去る8日(現地時間)イギリスBBC放送は「ナッツによる怒りで、韓国航空機が遅れた」という題名で大韓航空機のランプリターンを報道した。BBCは「チョ副社長が乗務員のサービスを問題視し、事務長を飛行機から降ろすよう指示した」としながら、チョ副社長の経歴を伝え、関連内容を詳細に報道した。

 英紙ガーディアンもやはり、「ナッツによる怒り事件で、法的措置に直面した大韓航空役員」という題名でイメージと共に関連情報を報じた。続けて「今後、絶対に大韓航空を利用しない。この会社は自身の行動の代価を分からなければならない」「北朝鮮の高麗航空が大韓航空より“マシ”だと分かったおかしな瞬間」などチョ副社長に関するTwitterのツイートも共に引用した。

 さらに、スペインメディアLa vanguardiaやフランスAFP通信、ドイツDPA通信、アメリカWSJなどもチョ副社長事件を詳細に伝えた。

 これに対し、大韓航空側は9日、「大韓航空の役員は航空機搭乗時の機内サービスと安全に対する点検義務がある」とし、「チョ副社長の問題提起と指摘は当然のこと」という立場を明かした。

 これを前に、チョ副社長は12月5日(現地時間)、米国ジョン・F・ケネディ国際空港から韓国・仁川(インチョン)国際空港に向かう大韓航空旅客機を搭乗ゲートに引き返させる「ランプリターン」を指示した。通常、滑走路の旅客機が搭乗ゲートに引き返すのは、機体の異常、積載荷物の間違い、安全問題などに限る。乗務員教育やのサービス向上のために「ランプリターン」することは、極めて異例だ。

 ファーストクラスの場合、皿に盛り付けた上、ナッツを提供するように大韓航空のマニュアルで決まっている。しかし、チョ副社長には何も聞かず、袋のままで提供したとのこと。その際、チョ副社長は「このサービスは何?」と乗務員をその場で怒ったのだ。マニュアル違反に激怒したチョ副社長は事務長を呼び、すぐにマニュアルを確認するよう求めた。しかし、事務長はパスワード付の電子マニュアルを開けず、チョ副社長に怒鳴られ、結局は飛行機から降ろされた。この過程でチョ副社長は乗務員に声を荒げたと伝えられている。

 当時、航空機には250人以上の乗客がいたが、この過程で出発が20分遅延。そして、到着予定時刻より11分遅れで仁川空港に到着した。

 これに関し国土交通部関係者は「チョ・ヒョンア副社長は会社では副社長だが、機内へは乗客として乗ったのだから乗客としての待遇を受け、行動しなければならない」とし、「韓国に戻ってきたら教育を強化するなどの措置をとればよかっただけのこと」と述べた。

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