【ソウル聯合ニュース】北朝鮮当局が住民に対し、「キム・イルソン」と「キム・ジョンイル」に続き、「キム・ジョンウン」という名前も使わせないようにしていることが3日、確認された。 金正日(キム・ジョンイル)総書記が生前の2011年1月5日に通達した文書によると、北朝鮮当局は党組織と人民保安機関向けに、金総書記の三男、金正恩(キム・ジョンウン)氏と同じ「キム・ジョンウン」という名前の住民に「教養事業」を施し改名させ、市民証や出生証明書なども修正させるよう指示した。また、「ジョンウン」で出生届があった場合もこれを受け付けず、教養事業を通じ別の名前をつけさせるようにした。 北朝鮮は1960年代当時、金日成(キム・イルソン)主席の唯一思想体系を確立する過程で、住民が金主席と同じ名前を使えないようにしたとされる。1970年代に金総書記が金主席の後継者に決まると、「キム・ジョンイル」だけでなく、姓は異なり名前が同じ「ジョンイル」の住民についても改名させた。 最高指導者を偶像化し、3代世襲に対し忠誠を強いる意図がうかがえる。 mgk1202@yna.co.kr
Copyright 2014(C)YONHAPNEWS. All rights reserved. 0