先月27日に亡くなった歌手シン・ヘチョルの手術を執刀したソウルS病院のカン・セフン院長が9時間を超える警察の調査を受けた。
先月27日に亡くなった歌手シン・ヘチョルの手術を執刀したソウルS病院のカン・セフン院長が9時間を超える警察の調査を受けた。
先月27日に亡くなった歌手シン・ヘチョルの手術を執刀したソウルS病院のカン・セフン院長は“腸穿孔”疑惑に関連する責任はないと主張した。

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 カン院長は10日午前0時8分ごろ、9時間を超える警察の調査を終え帰宅した。

 調査を担当した警察関係者は「カン院長は、腸穿孔は手術時にできたのではなく、その後に発生したもの。どのようにできたのかは分からないという立場だ」と説明した。

 警察によるとカン院長は同意なくシン・ヘチョルの胃の縮小手術をしたという論議に関連し、「胃と腸が癒着し、これを分離する過程で胃壁が弱体化され、これによって胃壁強化術を施しただけで、胃壁手術ではない」と陳述したことがわかった。また、「シン・ヘチョルさんに説明し、同意書を受けた」と主張したという。

 警察関係者は腸穿孔以後の処置が不適切だったのではという批判に対しては「手術自体は正常に行われ、その後、痛みなどを訴えて来院した際も適切な検査・処置をとった」と主張したと伝えた。

 一方、調査を終えたカン院長は、シン・ヘチョルの死亡に責任はないのかという取材陣の質問に「調査結果を見守ってほしい」と答えた。また、「胃縮小手術を直接施したのか」という質問には「確実にしていない」と答えた。カン院長は「断食について十分に説明したか」という質問には「きちんと説明した」とし、「(シン・ヘチョルさんも) 2009年、2012年、2014年の3度の入退院を繰り返しており、しっかり分かっていた」と答えた。

 しかしカン院長は「シン・ヘチョルの死亡原因」、「シン・ヘチョルが痛みを訴えていたにも関わらず退院させた理由」、「腸穿孔後に縫合措置をしなかった理由」、「食事の許諾は適切だったと考えているか否か」などを尋ねる質問には、すべて「調査過程で明らかにした」と答えた。

 シン・ヘチョル死亡と関連して、医療事故を捜査中のソウル松坡警察署は9日午後、カン院長を被疑者として召喚した。カン院長は予定時間より15分はやい午後2時45分に姿を現した。彼は調査室に入る前、「故人の冥福を祈る。遺族にも心からお悔やみ申し上げたい」と話した。続けて、「もし、私に責任があるとしたら、その部分は責任を負う」とした。

 ただ、「手術後の処置が適切だったかという指摘がある」などの質問には応じず、足早に調査室に移動した。

 警察関係者は「カン院長は手術当時の状況とその後の自分の立場について、積極的に説明した」と話した。

 また警察は、カン院長の前に、S病院の看護師6人に対しても調査を行った。看護師たちは、「シン氏の手術が行われている間、特別に異常な兆候を感じることはなかった」と供述した。


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