【ソウル聯合ニュース】違法オンラインゲーム・賭博サイトの勝率を操作するため、北朝鮮のハッカーに不正プログラムの作成を依頼したグループが検挙された。
 ソウル地方警察庁は27日までに、北朝鮮偵察総局のサイバー戦拠点に所属する北朝鮮の工作員やハッカーと連携して活動したとして、オンラインゲーム・賭博サイト運営者2人を国家保安法違反などの容疑で拘束し、1人を在宅のまま立件した。
 容疑者らは、自分たちが運営するサイトのゲームの勝率を操作して金を稼ぐため、中国・瀋陽で活動している北朝鮮のハッカーらと接触。2011年ごろからハッカーらと電子メールなどで連絡を取り合い、遠隔監視機能を持つ不正プログラムの作成を依頼した疑いが持たれている。プログラム作成費用3000万ウォン(約310万円)と韓国国内の作業用サーバーなどを提供したという。
 容疑者らはハッカーから受け取った不正プログラムをわいせつ動画ファイルなどに埋め込み、ファイル共有サービスを通じてばらまいたことが分かっている。

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