J1サガン鳥栖・尹晶煥監督が突然の退任、韓国でも大々的に報道

現在、Jリーグ・ディビジョン1（以下、J1）で首位を走るサガン鳥栖を2011年から率いてきた尹晶煥（ユン・ジョンファン/41）監督が、退任すると報じられた。チームは首位を走る中、「どうしていま？」と驚きの声が韓国でも広がっている。

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　聯合ニュースやOSENなど、韓国メディアは8日午前、日本が報じた各記事を引用し「前代未聞の事態」と大きく取り上げた。また、「辞任ではなく、”解任”」という単語を強調し、クラブ側が尹監督を退けたと報じた。

　現在、12勝1分け5敗で2位の浦和レッズ（勝ち点37）にゴール数でリードし、1位のサガン鳥栖。尹監督はチームをJ1へ昇格させた後、天皇杯ベスト4進出も含め、チームを大きく躍進させる立役者となった人物だが、これまでのフロントとのずれ、選手補強に関する意見の違いなどが悪化し、結局、球団側は尹監督を解任した、と各記事は報じている。

　また、関係者の話として「尹監督は、韓国代表チームのコーチ候補にあがっているようだ。これについては決定したわけではないが、尹監督も悩んだ末、鳥栖を離れることを決めた」と伝えた。

　2002年日韓ワールドカップでは、韓国代表に選ばれた尹監督。指導力も高いと評価されていただけに、今回の退任報道は韓国でもサッカーファンのみならず、国民を驚かせた。今後の動向に注目が集まる。