【ソウル聯合ニュース】韓国の高校生内野手パク・ヒョジュン(野塔高=京畿道城南市)が3日、米大リーグのニューヨーク・ヤンキースと入団契約を結んだ。パクの父親は聯合ニュースの取材に対し、「契約の詳細内容まで確定した」と明らかにした。
 契約金は116万ドル(約1億1800万円)で、球団側は通訳とトレーナー、宿泊面での支援も約束。ドラフト上位指名並みの厚遇となった。ヤンキースと契約した韓国人選手は、韓国人初の大リーガー、朴賛浩(パク・チャンホ)投手に続き2人目。
 ヤンキースは年初からパクに関心を寄せてきた。1月に米ロサンゼルスで野塔高のチームメートと共に合宿したパクを米スカウト陣が視察。複数の大リーグ球団がパクに接触する一方で、2015年韓国プロ野球新人ドラフトで優先指名権を持つKTウィズなど韓国の球団も最後までパクの獲得に動いた。
 しかし、パクは「マイナーリーグでの生活に耐える覚悟を決めた。ヤンキースの主力遊撃手にチャレンジしたい」と表明し、ほかの球団からのオファーを断った。
 ヤンキースはパクを「基本技術が身についた選手で、マイナーリーグで3~4年過ごせばメジャーに昇格できる人材」と評価している。ヤンキースは近く韓国でパクの入団式を開く予定だ。

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