南北共同運営の平壌科学技術大　あす第1回卒業式

【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮が共同で設立した平壌科学技術大が21日に初の卒業生を送り出す。
　同大を北朝鮮教育省と共同運営する韓国の社団法人東北アジア教育文化協力財団の関係者が20日、「第1回卒業式があす平壌で行われる」と明らかにした。情報通信と産業経営、農業食品工学を専攻した44人が修士学位を取得する。また、秋までに学士課程の150人も卒業予定だ。
　卒業生の中には北朝鮮の国際交流、経済関連機関に勤める人もいるとされる。
　卒業式は医学部の建物の着工式も兼ねており、米国や欧州からも約100人が出席する。しかし、韓国の関係者は韓国政府から訪朝許可を得られなかったもようだ。
　平壌科学技術大は北朝鮮唯一の私立大学で、2010年10月に開校した。米国やカナダ、英国などから派遣された教授が英語で授業を行っている。