【ソウル聯合ニュース】大麻を吸引したとして麻薬類管理法違反の罪に問われた韓国財閥ハンファグループの前会長、金升淵(キム・スンヨン)氏の次男(29)に、仁川地裁は19日、懲役8月、執行猶予2年の有罪判決を言い渡した。
 父親の金氏も横領や背任などの罪で起訴され、今月、懲役3年・執行猶予5年の判決が確定した。金氏は有罪が確定したことを受け、会長を辞任した。
 裁判所は金氏の次男に対し、「麻薬類犯罪は社会に与える悪影響からみて、罪は軽くない」としながらも、「反省しており、再犯ではない」と情状を酌量した。
 被告は2010年11月から12年7月まで、在韓米兵が密輸した大麻を知人から受け取り、4回吸引した罪で在宅起訴された。被告の罪は現代グループ創業者の孫が大麻吸引した容疑の捜査中に明らかになった。韓国では貧富の差を招いているとして大企業に対する風当たりが強まっており、財閥御曹司のモラルハザード(倫理の欠如)を非難する声が出ていた。

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