【ソウル聯合ニュース】千葉県船橋市を拠点に活動する「劇団十夢」の演劇「月は今日も僕を見ている」が韓国で、同劇団と韓国の劇団によって相次いで公演される。
 公演場所はソウル・大学路のキチャグンソナム小劇場。韓国の劇団「チョ・ウンカンパニー」が今月9日~8月26日まで行い、劇団十夢が8月26日~9月2日まで行う。
 2008年に初演された「月は今日も僕を見ている」は事故で婚約者を失った新井圭太が、婚約者だった川島優香の霊と出会うまでのストーリーを描いた。頼りない霊媒師、麗樹が登場するなど悲劇と喜劇の要素を併せ持った作品。
 劇団十夢の代表で演出を手掛ける近藤広充さんは5日にソウルで記者懇談会を行い、「前半は笑いがあり、後半は感動と涙がある」と作品を説明した。
 一方、韓国劇団の演出家は公演について、「愛する人に、『今この瞬間、愛していると伝えろ』というメッセージを伝えたい」と語った。
 同作品は韓日文化交流展の一環として、韓国に紹介されることになった。同じ作品を韓日の劇団がどう表現するのかが楽しみだ。

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